金賢姫

金賢姫元死刑囚が拉致被害者の家族二人と釜山で会談。それにしてもあの金賢姫という女性のオーラは何なんだ?!何かとても何かとらえどころのないオーラが漂っている。
日本のどのメディアでもトップニュースであるが、どの局もなぜか「お母さんに似てますね」という金賢姫の映像を連発して放映。連発すればするほど、焦点が暈けていく。会談の会場に来たメディアのほとんどが日本のメディアだったようで、釜山で金賢姫が登場するのに韓国のメディアは2社だけだったというのもなかなか興味深い点である。
結果的に、日本のメディアはどんな経緯で今回の会談が実現したのかという点はあまり詳らかにしていない。成果が最初から期待できないことは誰もがわかっているわけで、報道すべきは今回の会談が実現した背景や経緯であるはず。それができないばかりか、金賢姫の現在における存在感や意味も、ちゃんと評価しないまま過去の経緯だけで報道する安易さ。多分オーディエンスをバカにしている日本のメディアだから、それも仕方はないか…